山田治徳

メッセージ

これまでの日本では、行政運営や政策形成は「あうんの呼吸」が通じる一部の限られた仲間内での「内輪の論理」によって進められることが多く、外に向かって説明する必要はあまり多くありませんでした。しかし価値観の多様化や経済社会環境の変化が急速に進行しているこれからは、内輪の理屈が通じない外に向かって、誰もが納得のいくように客観的に説明を行うことができなければ、物事を進めることはできません。私の授業では、こうしたこれからの行政運営や政策形成、そしてそれらの分析や評価を行うために必要なツールを知って頂きたいと思います。科学的な手法を用いて必要な情報を収集し、科学的、合理的な技法に基づく政策の形成や分析、評価を行うことができる能力を身につけます。

 

資格

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教授

計量行政学



経歴

早稲田大学政治経済学部卒業。中央省庁に入省し、在職中に人事院長期在外研究員として米国ジョージタウン大学大学院公共政策学課程修了。その後、民間シンクタンク勤務を経て、1998年より九州大学法学部助教授。その間、一橋大学法学部、東北大学法学部等でも非常勤講師を務める。2003年より現職。

主な担当科目

計量行政学
わが国の公共部門を巡る諸環境が変化するなか、科学的、合理的手法に基づいた行政運営や政策形成が求められるようになってきています。こうした状況において、行政評価や政策評価、政策分析など、公共部門の活動に関わる分析に対する関心が高まってきています。本講義は、これらの評価や分析に関わる計量手法の有用性を理解するとともに、手法の習得を目的として行います。

事例調査・評価方法
行政評価や政策評価、政策分析など、行政・政策分野における科学的、合理的な分析に対する関心が高まっています。しかし、科学的、合理的な分析や評価を行うためには、個別の手法について科学的、合理的であることが必要なことはもちろん、これらの手法を科学的、合理的な仕組みの中で用いる必要があります。このような問題意識の下、本講義は、行政評価や政策分析など行政・政策分野における研究・評価の仕組みやその特徴、考え方などについて、理解、習得することを目的として行います。

公共計画研究
公共計画は将来のための政策提案であり、目標を達成するための政策体系です。わが国の行政運営に対しては、理念の不在や戦略性の欠如などが批判されることがあります。これは数多の計画を有する計画国家であるわが国において、これらが実効的に機能してこなかったことを示唆しています。本講義は、個々の公共計画、特に地方自治体の基本構想や基本計画などを取り上げ、これらを検証していくことで、現在の公共計画の問題や課題などについて分析していきます。また昨今関心を集めている戦略計画(Strategic Planning)にも焦点を当てることで、今後の行政展開を踏まえた、より未来志向且つ実践的な講義にしたいと考えています。

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