政治学コースとは

政治を知る・世界を知る

「政治学コース」では、古代ギリシアに成立した政治哲学から20世紀後半のアメリカで発展した現代政治学まで、その学問としての歴史をふまえ、現時点で国際的に最も標準的であり、かつ同時に21世紀における新たな展開を見通すことのできるような先進的な政治学の研究と教育を目指しています。

先進の研究・教育システム

5つの研究領域制

 政治学コースでは、5つの研究領域を軸として、専門的に深く、総合的に広く、政治学全般を学ぶことができます。自分の研究課題に直接かかわる領域はもちろん、それに隣接する領域についても学べます。多角的な視座からの学際的な研究が、これによって可能となっています。

現代政治研究領域

現代政治学の諸理論、現代日本政治の分析。
メディア・コミュニケーションの理論と分析。

政治思想研究領域

古代から現代までの政治思想史、規範的政治理論、政治哲学。
さらには価値規範をふまえた憲法の研究。

比較政治研究領域

地域の政治を、比較と歴史の視座から分析。
アジアの中の日本という視座から多角的にアプローチ。

国際関係研究領域

国際関係の理論と歴史をグローバルな視点から多角的・総合的に研究。

公共政策研究領域

ローカルからグローバルなレベルまで、行政の理論や政策を
法・政治組織・制度などの多角的視点から分析。

創造的研究の基礎体力を養成―方法論教育

 政治学コースでは、各領域共通の基礎となる分析手法を徹底的に学ぶことができます。経験的方法・数理的分析・規範的方法といった方法論を最初に習得することで、政治学研究の基礎的な分析手法が着実に身につきます。自分の研究課題に多様な角度からのアプローチが可能になり、世界水準の独創的な研究への基礎体力を養うことができるのです。自分の研究に、一見すると関係がないようにみえる分析手法を学ぶことに抵抗のある人もいるでしょう。しかし、多様な分析手法を身につければ、研究の幅と深みは確実に増します。
 政治学の分析手法は、日々進化しています。本コースの方法論教育も、内容の充実と多様化を通じて、さらなる進化を続けます。

世界水準の独創的研究へ

複線的な履修モデル

 5つの領域は、互いにコラボレートしあって、複数の領域を横断した独創的な研究が可能となるような態勢を整えています。これに規範、経験、数理の三つの方法論を横断した分析のアプローチを利用すれば、これまでにない独創的な研究を生み出すことが可能になるでしょう。
 例えば、人道的介入の問題について、その背景にある政治思想と国際関係の現実との関係について規範と経験の方法論を使って分析する。その上で、国際的公益にかない正当で合理的な人道的介入の政策を立案することは可能か、などといった問題を数理的分析の手法を用いて分析する。このような研究も可能になるでしょう。

創造性重視の開かれた研究指導

 研究指導は、各研究領域の教員全員による合同指導を基本とし、修士論文の研究計画発表や中間報告など「合同指導」を適時実施します。
 合同指導と連携して、それぞれの学生の研究関心に沿った研究指導教員(メイン・アドバイザー)とサブ・アドバイザーが、個別的に研究指導を行います。
 サブ・アドバイザーは、研究の関心に沿って、他の研究領域の教員から選ぶこともできます。例えば、国家の多様性に光を当てつつ、ある地域の国際関係について研究したい場合には、メイン・アドバイザーを国際関係領域から、そしてサブ・アドバイザーを比較政治領域から選ぶことができます。
 政治学コースには、このように開かれた柔軟な研究指導を通じて、創造性に富んだ世界水準の政治学研究を養成する態勢が、整っているのです。

博士まで5年一貫の指導プロセス

 博士後期課程に進学し、さらに研究を続けて博士号の取得を目指そうとする人には、修士課程入学から 5 年間の一貫教育プログラムが設定されています。修士1年次には、方法論科目で先進的研究を行うための基礎体力である分析手法を鍛え、秋に行われる「分析手法認定試験」に合格し、その後に修士論文審査で一定の成績を納めれば、博士後期課程への進学の道が開かれます。博士後期課程では、懇切で徹底した研究指導のもとに、研究の進捗を適正な方向に導くためのロードマップが整備され、修士入学から5 年間で博士号を取得できるように組み立てられた指導プログラムが設置されています。詳しくは、このパンフレットの「博士後期課程」のページをご覧ください。

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